本文へ移動

買取店・古物商・質店のための業務ガイド

切手買取の集計手順。
バラ切手の額面・枚数を、
確認しやすい明細に。

大量のバラ切手は、数える作業だけでなく、読み違いや転記の確認にも手間がかかります。スマホでの撮影とAIの読み取りを使いながら、人が確認して集計を仕上げる手順をまとめました。

運営:アプロボエデュケーショナル合同会社

切手買取の集計に向けて、バラ切手を表向きに広げスマホで撮影するイメージ
写真は撮影イメージです。読み取り結果は現物と照合します。

切手・収入印紙・外国切手が混在していたら

箱やアルバムを受け取ったら、最初からすべてを一つの金額にまとめず、額面を集計する品と、別に判断する品を分けて記録します。ここでの分類はスタッフの確認手順です。アプリが外国切手やプレミア価格を自動で確定することを意味しません。

  • 国内の切手:円建ての額面と枚数を確認します。シートとバラが混ざっている場合は、それぞれの枚数を記録してから合算します。
  • 収入印紙:切手と別の内訳にします。数字が同じでも種類を一緒にせず、状態や店舗の取扱条件は別に確認します。
  • 外国切手・銭単位の切手:円建ての額面合計に混ぜません。国名・通貨・読める表示を記録し、確認できない品は保留にします。
  • プレミアの可能性がある品:額面だけで判断せず、現物を詳しい担当者に確認してもらいます。候補として分けた品は、通常の額面集計に入れたかどうかも明記します。

写真を分けるときは「未撮影」「確認中」「確認済み」の置き場を作る

一度に広げられない量なら、受付番号に「01」「02」などの撮影番号を付けて写真と現物を対応させます。撮影した束を確認済みの置き場へ移し、次の写真に同じ切手が入り込まないようにします。撮り直した写真には、どの撮影番号の差し替えかを残し、新しい束として足さないよう注意してください。

明細に残す項目

受付番号、撮影番号、種類、額面、枚数、小計、確認状況、担当者を記録します。たとえば「01/切手/110円/18枚/1,980円/確認済み」と残せば、合計の数字だけでなく、その内訳までたどれます。額面不明や確認待ちの品は別欄に残し、確認済みの合計には含めません。

確認できた枚数の計算には、額面・枚数計算機も使えます。これは手入力用で、写真の解析や買取価格の自動決定は行いません。

切手買取の集計を進める5つの手順

  1. 01

    切手・収入印紙を表向きに広げる

    額面が読める面を上にして、重ならないように置きます。影や反射を避け、画像を拡大しても数字が確認できる状態で撮影します。額面ごとに並べる作業を省けても、撮影時の見やすさは大切です。

  2. 02

    種類・額面・枚数の候補を読み取る

    写真から切手・収入印紙の種類、額面、枚数の候補を整理します。AIの読み取りは確認を補助するものです。数字が不鮮明な品や判断が分かれる品は、確定せずに確認対象として扱います。

  3. 03

    写真と現物を照合し、違う箇所を修正する

    抜けや重複、額面の読み違いがないかを確認します。必要な箇所を拡大・再撮影し、現物と照合して修正します。汚れや破れなど、買取判断に関わる状態も別に記録します。

  4. 04

    額面ごとに小計を出し、合計を確認する

    同じ額面の枚数をまとめ、額面×枚数で小計を計算します。小計の合算と合計枚数を確認し、計算漏れや転記の間違いを防ぎます。額面不明の品は、確認済みの合計に混ぜません。

  5. 05

    確認済みの内訳を明細として共有する

    種類、額面、枚数、小計を残し、お客様と内訳を確認します。額面合計と買取価格は分けて示します。集計内容を見える形にすることで、何を何枚確認したのか説明しやすくなります。

額面合計の計算例

額面ごとの枚数を確認してから、小計を計算します。以下は架空のサンプルで、買取価格や相場を示すものではありません。

確認済みの切手・収入印紙の集計例
種類額面枚数小計
切手50円12枚600円
切手84円10枚840円
切手110円18枚1,980円
収入印紙200円8枚1,600円
合計48枚5,020円

額面合計は、確認した額面を足した金額です。実際の買取価格は、品物の状態などを確認したうえで店舗が判断します。

AIの読み取り後に確認すること

  • 画像内の品物が、抜けや重複なく集計されているか。
  • 額面の数字が合っているか。特に不鮮明な箇所は現物で確認する。
  • 切手と収入印紙など、種類が区別されているか。
  • 汚れ・破れなど、買取判断に関わる状態を別に確認したか。
  • 額面不明の品や、専門的な確認が必要な品を確定済みの集計に混ぜていないか。

AIが出した候補をそのまま確定するのではなく、確認する箇所を整理するために使います。真贋やプレミア価格、最終買取価格の判断は、人が行います。

切手買取の集計でよくある質問

額面合計と買取価格は同じですか?

別の金額です。額面合計は各品物の額面×枚数の合計です。買取価格は品物の状態なども確認して店舗が判断するため、明細では分けて示します。

切手に詳しくないスタッフでも使えますか?

額面や枚数の候補を手がかりに、確認作業を進めるための補助として使えます。判断に迷う品は確定せず、現物を詳しい担当者に確認してもらいます。

AIだけで査定を完了できますか?

StampCount Proは切手・収入印紙の集計を補助するサービスです。真贋、プレミア価格、最終買取価格をAIだけで確定するサービスではありません。